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【使用歴10年以上】HHKBという高級キーボードを使い続ける3つの理由
2009年頃に「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」のキーボードに出会い、かれこれ10年以上HHKBを使い続けています。今現在は、自宅と職場にそれぞれ1台ずつ置いていて、プライベートや仕事でほぼ毎日使っています。
HHKBのキーボードを使い続けている経験から、HHKBという高級キーボードがどんな人に向いているかなどをこちらの記事にまとめました。
これからHHKBのキーボード購入しようと考えているや高級キーボードが気になっている方に参考になる記事です。
HHKB(Happy Hacking Keyboard)とは
「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」は株式会社PFUより販売されているパソコン用キーボードです。
終生、コンピュータ本体が変わったとしても入力用として使い続けられるような小型キーボードをコンセプトに製品化されたされたもので、2017年4月のはてなエンジニアの愛用キーボード調査では、37.5%の得票率でMacBook Pro内蔵キーボードと並んで1位に選ばれています。
なぜHHKBを使い続けているのか
キーボードは生涯使えるインターフェースで「文房具」のようなものであると考えています。
だからそこ、もし本気でパソコンを使うライティングやプログラミングの仕事に携わっている場合は、長時間・長期間使うことになるキーボードにこだわるべきです。
HHKBのキーボードは、特にエンジニア志望の若い方で生涯向き合えるようなキーボードを探している場合にはおすすめのキーボードの一つです。
キーボードに数万は高いですが、パソコンと違って5年経過してもよほど性能が変わるようなものでもないですし、長持ちします。
- HHKBを使い慣れて他のキーボードが不便だと感じるから
- 丈夫で壊れにくいから
- 小さくてデスクスペースを確保できるから
①HHKBを使い慣れて他のキーボードが不便だと感じるから
HHKBは、プログラマーが理想とするキー配列のキーボードとなっています。
ホームポジションから手を移動させることなく「Control」と「Fn」キーとのコンビネーション打鍵によるショートカットを駆使することで様々なキー入力をスピーディに行うことを可能としています。
そのため、長年HHKBのキーボードを使っていると普通のキーボードが不便に感じるようになりました。
また、HHKBのキーボードは、他の高級キーボードにも使用される静電容量無接点方式(静電容量の変化でキー入力を検知する方法で機械的な接点が無いため、チャタリングが起きない、動作音が小さい、耐久性が高いメリットがある)を採用しており、打鍵感が素晴らしいです。
②丈夫で壊れにくいから
かれこれHHKBのキーボードを10年以上、ほぼ毎日使用していますが、今のところ壊れることなく使用することができています。
また、HHKBは、キートップ(キーボードの指が触れる部分)は取り外して洗うことが可能になっているので、汚れてきたなと感じたらキートップを外してゴミを取り除き、キートップを丸い洗いして清掃しています。
もしHHKBのキーボードが壊れたら、次は真ん中で2つに分裂しているタイプのキーボードや他の高級キーボードに挑戦したいと考えていますが、壊れる様子が無いのでそのまま使用し続けています。
③小さくてデスクスペースを確保できるから
HHKBのキーボードの良さは、なんと言っても小さいことです。
無駄を削ぎ落としたキー配列によって、A4ハーフサイズ強のコンパクトなサイズを実現しているため机の上に置いていても場所を取りません。
また、小さいからと言ってフルサイズのキーボードと同じサイズのキートップなので打鍵感はそのままで、フルサイズと同じ種類のキー入力が可能となっています。
職場や自宅の机が小さい場合、HHKBのキーボードは場所を取らないので特におすすめです。
購入すると後悔する5つのパターン
- HHKBを使うとタイピングが早くなると思っている場合
- HHKBを使えば即座にプログラミング快適になると思っている場合
- 共有のパソコンである場合
- テンキーや特殊キーをよく使う場合
- 既に長年使っているキーボードがある場合
①HHKBを使うとタイピングが早くなると思っている場合
「弘法筆を選ばず」というようにタイピングが早い人は、どんなキーボードを使ってもタイピングが早いです。
HHKBのキーボードへ変えるとモチベーションは爆上げしますが、キーボードを変更するだけで急激にタイピングの技術が向上はしないです。
よく高級キーボードは疲れにくいというレビューを見かけます。
たしかにそうだと個人的にも思いますが、劇的にタイピングの疲れが取れるかというと、正直そうでもないです。
多少なり疲れにくくなったり、より良い感覚でタイピングできるようになるものの、劇的な改善を期待すると購入後に後悔することになるので注意が必要です。
②HHKBを使えば即座にプログラミング快適になると思っている場合
HHKBのキーボードは、プログラマーが理想とするキー配列になるよう設計されています。
したがって、使いこなせば快適にプログラミングができます。。
しかし、「Control」と「Fn」キーとのコンビネーション打鍵によるショートカットを駆使するため、他のキーボードにはない特殊な方法となっています。
そのため、ショートカットを覚えるまでは、キーボードの刻印をいちいち確認しなければならず、不便です。
また、UNIXのコマンドラインインタフェースを多用するプログラマーのために「Control」キーが「A」の左にあるため、最初は使い慣れないので慣れるまで時間がかかります。
③共有のパソコンである場合
もし、自宅や職場で自分ではない他の誰かが使用する機会がある場合は、HHKBのキーボードは特殊なキーボードであるため、使用する人が困ることがあります。
私の場合、自宅では妻がたまに困っていますし、これまで学校や職場で何度も他人を困らせてしまうことがありました。
他の誰かが使用するシーンが有る場合は、通常のキーボードの方がストレスがないです。
④テンキーや特殊キーをよく使う場合
HHKBのキーボードには、十字キーやテンキー、F1などのファンクションキーなどの特殊キーは削ぎ落とされています。
それらのキー入力を行うためには、「Control」と「Fn」キーとのコンビネーション打鍵によるショートカットを使用しなければなりません。
そのため、特殊キーをよく使う場合には、いちいち両手で入力しなければならないこともあるので、時折不便です。
テンキーがあるフルサイズのキーボードの場合は、個人的には東プレのRealforceの方がおすすめです。
⑤既に長年使っているキーボードがある場合
もし、既に長年使っているキーボードがある場合は、そちらを使い続けることをおすすめします。
あえて、HHKBのキーボードのようなある種、尖ったキーボードに変える必要はないでしょう。
特に「Control」キーが「A」の左にあるため、コピーや貼り付けなどの「Control」キーを使用するショートカットを使用する際にストレスになります。
HHKBのキーボードと一緒に使うと便利なアイテム
HHKBのキーボードのキートップについて
HHKBのキートップは、交換が可能です。また、ESCキーとControlキーのキートップは、赤色と青色に交換することもできます。
青色や赤色のキートップは通常は見かけないので、キーボードをさらにこだわりたい方にはとてもおすすめです。
HHKBのキーボードルーフ
長年キーボードを使うと、キーの隙間に埃が溜まります。
埃が気になる方は、パソコンを使用しない時にキーボードルーフを使用するとキーボードにたまる埃を軽減することができます。
キーボードのパーマレスト
特にノートパソコンのパンタグラフを長期間使用しているとHHKBのキーボードのようなタイプのキーボードを使用すると高さがあるので疲れやすく感じてしまう場合があります。
手を置く部分があったほうがタイピングしやすいと感じる場合は、パーマレストを使用すると改善されます。
まとめ
この記事では、HHKBのキーボードを使い続けている経験から、HHKBという高級キーボードがどんな人に向いているかなどをまとめました。
安く物を買える時代ではありますが、少しでも良いものを長く使うという醍醐味がパソコンのキーボードにもあることが世の中に認知されると個人的には嬉しいです。
この記事がHHKBのキーボードを購入しようと考えているや高級キーボードが気になっている方に参考になれば幸いです。
*デスク周りについて他にも記事にまとめていますのでよかったら参考にしてみてください。
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