この記事の目次
【素人DIY】Flexispotでおしゃれでかっこいい天板の昇降式PCデスクを作ったのでレビューしてみた
リモートワーク、テレワーク、在宅勤務といった働き方が定着化してきたことを機にPCデスクを新調することを決断しました。
なかなか理想のデスクが見つからず、見つからないのであればいっそのこと自分で作ってしまおうと、素人ながらDIYでPCデスクを組み立てたのでレビューを含め、記事にまとめました。
この記事のターゲット
- PCデスク環境を良くしたい方
- PCデスクの天板のDIYに興味がある方
- 眠気予防や腰痛解消の味方である自動昇降デスクに興味がある方
理想のPCデスクについて
富士通株式会社のWEBサイト内で一般的な理想のPCデスクについてまとめられています。
体の大きさは人それぞれであるため、通常の椅子と机で理想の体制に近づけようとすると椅子やデスクのサイズがかなり絞られてしまいます。
また、背を地面と垂直にした状態でひじを90度以上開こうとした場合、足と机の隙間はほぼなくなります。
肩が凝る肩や、腰が痛い方はPCデスクを新調する際には一度理想のデスクについて見直してみることをおすすめします。
いや待てよ、昇降デスクがあるじゃないか!!
ん〜、ニトリとかIKEAで安くてデザインがかっこいいのもあるけど強度がな、、、
Flexispotの昇降式デスクについて
昇降式デスクの眠気防止、生産性向上、腰痛改善、気分転換の効果に期待しつつ、ネットで情報を探してみたところ、評判がよく、かつ強度があってお手ごろな価格の昇降デスク『FlexispotのE7』を発見し、早速購入しました。
- 電動昇降デスクの脚のみで購入できる。しかもお手ごろ価格!
- マルチモニタユーザー必見!耐荷重が125kgまでの丈夫なモデルがある。
- メモリや障害物検知機能等、十分な機能と脚フレームおよびモーターに5年間、コントローラー、スイッチ、電子机器、その他の機器に2年間の保証の安心感!
決め手は、強度と値段と昇降範囲が58cmmまで下がること、そして天板は自分で選べるという自由さが気に入ったからです。
今回購入した『FlexispotのE7』という商品以外にも、Flexispotでは脚だけの購入できる商品があり、比較表を下にまとめました。
型番 | E7 | E7 Pro (コの字型) | EG1 | EJ2 | EQ6 | EF1 |
---|---|---|---|---|---|---|
モーター | デュアルモーター | デュアルモーター | シングルモーター | デュアルモーター | デュアルモーター | シングルモーター |
耐荷重 | 125kg | 100kg | 70kg | 100kg | 100kg | 70kg |
本体重量 | 35.6kg | 36.8kg | 21.1kg | 29.5kg | 31.2kg | 22.1kg |
対応天板サイズ | 幅: 120~210cm 奥行き: 60~80cm 厚み: ≧2cm |
幅: 120~200cm 奥行き: 60~80cm 厚み: ≧2cm |
幅: 100~160cm 奥行き: 50~80cm 厚み: ≧2cm |
幅: 120~210cm 奥行き: 60~80cm 厚み: ≧2cm |
幅: 120~180cm 奥行き: 60~80cm 厚み: ≧2cm |
幅: 100~160cm 奥行き: 50~80cm 厚み: ≧2cm |
昇降範囲 | 58~123cm | 60~125cm | 71~121cm | 69~118cm | 62~127cm | 71~212cm |
昇降スピード | 38mm/s | 38mm/s | 25mm/s | 38mm/s | 35mm/s | 25mm/s |
パネルタイプ | タッチボタン | タッチボタン | 押しボタン | タッチボタン | 押しボタン | 押しボタン |
機能 | メモリ・ロック | USB・メモリ・ロック | 昇降 | メモリ・ロック | メモリ・アラーム | メモリ |
商品リンク | 公式のみ |
PCデスクの天板のサイズについて
通常のデスクの場合、机の奥行きは60cmが標準です。
しかし、PCデスクの場合、机の奥行き20cm程度はモニタで占領されてしまいます。
そのため、手元に60cm以上の奥行きを確保するためには、PCデスクの天板の奥行きを80cm以上する必要があります。
また、自分の身長よりも大きい横幅のデスクでは物を取るのに体を大きく傾けるか、デスクを移動、もしくは立ち上がらなければなりません。
机の側面に物を掛けたり、物を挟んだりさせると便利なので、個人的には、デスクの横幅は、大きくても身長程度の長さがおすすめです。
そんなわけで奥行き80cm以上、横幅身長以下のデスクをDIYすることにしました
PCデスクの奥行きとシミュレーションについて
PCデスクの大きさやモニタを置いたときの様子をシミュレーションしたい場合は、自作.comさんのページがおすすめです。
各モニター紹介のページに3DによるPCデスクサイズのシミュレーションツールがあるので、理想のデスクサイズの大きさを確認することができます。
下の例では、27インチのモニターを横幅120cm、奥行き60cm、高さ70cmに置いたときのシミュレーションです。
市販もしくはオーダーメイドの天板について
高すぎたのでオーダーメイドは諦めて結局ハンドメイドしました
PCデスクの天板のDIYについて
オーダーメイドの天板が高すぎたため、当初3万円くらいの予算で天板をDIYすることにました。
天板をDIYする手順は、以下の通りです。
- ホームセンターなどで、天板になるお手ごろ価格な木材を探す。
- 木材を磨いて滑らかにしたあとオイル仕上げまたはワックス仕上げで仕上げる。
- ドリルで穴あけ加工を行う。
自分でやると安い!!!!
①ホームセンターで天板になる木材を探す
ホームセンターを回りましたが、関東の場合はスーパービバホームがおすすめです。
店舗やタイミングにもよりますが、天板に使用できそうなさまざまな大きさの木材が販売されていました。
幅2m前後、奥行き1m前後の木材で大体5千円から8千円程度でした。
あらかじめ大きさを決めておき、購入と同時にホームセンターで木材のカットを依頼しましょう。カット代は一辺あたり数十円程度でした。
また、モニターアームを使用する場合は、端材を取っておいてモニタアームの取り付け部の下につけると強度が増すので取っておくことをおすすめします。
②木材を磨いて滑らかにしたあとオイル仕上げまたはワックス仕上げで仕上げる
木材を自宅へ持ち帰ったら加工していきます。
まずは木材の表面をサンドペーパーでひたすら磨いて滑らかにしていきます。
320番あたりから400番、好みで600番まで磨くと表面がサラサラになります。
削りカスの汚れが心配でしたが、サンドペーパーであれば室内でも問題なさそうでした
下の画像のように少し持ち上げて側面の角の部分が丸くなるように削ると、座った時に腕や足が木にあたっても痛くないのでオスススメです。
次にオイルもしくはワックスを塗って天板の表面を仕上げていきます。
私の場合は、ワトコオイル(ナチュラル)のワックス仕上げを選択しました。
ワックス仕上げもかっこいいですし、同じオイル仕上げでもいくつかの色があるので好みの物を選びましょう。
オイル仕上げの場合、オイルは全体にしっかり塗って乾かし、二回目のオイルを塗るときには乾かないうちに耐水ペーパーで磨いて最後は乾いたタオルで十分拭き取ったあと丸一日乾かすのが基本です。
余ったペットボトル等を活用すると、オイルを塗った後すぐに捨てられるので便利でした。
安いハケは使いにくかったので、ちゃんとしたオイル用のハケがおすすめです。
蜜蝋ワックスもおすすめです
③ドリルで穴あけ加工を行う
穴あけ加工されていない天板にネジを開けると板が割れる可能性や取り付けた脚を取り外した場合には、強度の問題から再度取り付けることが難しくなってしまいます。
そのため、ドリルで穴あけ加工を行い、鬼目ナットを埋め込みました。
鬼目ナットを使用すると、天板を取り外した後も再度同じ穴にネジを取り付けても問題ないためおすすめです。
しかし、かなり高い精度の位置での穴あけが必要だったため練習が慣れていない方は必要です。
Flexispotの昇降デスクの組み立てについて
- 一人で組み立てない
- 逆さの状態で配線等をある程度完成させる
- 手元の下には何も設置しない
①一人で組み立てない
FlexispotのE7のスタンディングデスク脚の商品は、箱だけで34.1kgありました。
筋肉ムキムキの宅配員の方が玄関まで運んでくださいましたが、その後部屋に運び込むのに苦労しました。
また、取り付けは天板を逆さまにした状態で行い、その後逆さにひっくり返す必要があります。
天板を取り付けると50kgくらいになるので、できるだけ二人で作業を行う方が安全です。
②逆さの状態で配線等をある程度完成させる
組み立ては下の画像のように天板を逆さまにして行います。
組み立てた後、机をひっくり返して完成させた後、机の下に潜り込んで配線作業をしたりデスクに物を取り付けたりするのは大変です。
脚を取り付けてすぐに昇降式デスクを試してみたくなりますが、逆さの状態で配線等をある程度完成させておくことをおすすめします。
机をひっくりかえす前に、下の画像のようにあらかじめ配線処理をし、タイラップやマジックテープを使用してUSBハブやカードリーダー、DVDドライブを机の下に設置しました。
足は金属になっているため、マグネットを使用できるので、S字フック等もつけられますし、中央部分(ビームカバー)に空洞があるため、配線処理は簡単でした。
奥のモニタアームの取り付け部分は、天板をカットした際に余った端材を取り付けました。
③手元の下には何も設置しない
富士通株式会社のWEBサイト内で紹介されている理想のデスクをみてもわかる通り、ちゃんとした姿勢で座るとデスクしたと足の隙間はほとんどありません。
デスク下のキーボードスライダーや引き出しの取り付けを検討しましたが付けなくて正解でした。
Flexispotでは、公式の机の端に取り付けができる引き出しが販売されており、私も購入しましたが、便利でおすすめです。
特に椅子の上にあぐらをかいて座る場合、何もない方が良いです
【メリットとデメリット】Flexispot&DIYの天板で作った昇降式PCデスクのレビュー
無事に完成したDIYデスクをしばらく使ってみたので、メリットとデメリットについてまとめます。
昇降式デスクの眠気防止、生産性向上、腰痛改善、気分転換の効果は個人的には期待通りで、ほかの昇降デスクとさほど思いましたのでレビューの内容から省きました。
- 商品の価格が安いのにつくりがしっかりしている
- 耐荷重125kgの安定性と安定感
- 好きな天板が取り付けられる
- 昇降デスクを上下するときの音はそれほど気にならない
- ロック機能が便利で安心
- 重量が重いので組み立てが大変
メリット① – 商品の価格が安いのにつくりがしっかりしている
少し前までは、頑丈な昇降デスクは100,000円を超える値段で販売されていました。
今回購入したFlexispotのE7は、セールのタイミングでポイント還元を考慮すると38,000円程度で購入することができました。
価格が安く、ネットで評判がよかったため購入を決意しましたが、とてもつくりがしっかりしていたので、とても満足しています。
メリット② – 耐荷重125kgの安定性と安定感
FlexispotのE7の耐荷重は125kgなので、標準体型の大人が天板に乗っても余裕があります。
モニタやモニターアーム、スピーカー等の機材を載せても揺るがない安定性と安心感があります。
大きい天板のデスクだと、いろいろな物を取り付けたり載せたくなりますが、重たいものを載せても全く問題なく上下に昇降できるので感心するばかりです。
メリット③ – 好きな天板が取り付けられる
Flexispotの公式の既製品はもちろんのこと、オーダーメイドの天板も取り付けが可能です。
また、DIYで天板にこだわりたい方や、コストを抑えたい方は、私のように自分で好きなサイズにカットした天板など様々なデスクの取り付けが可能です。
自動昇降が可能なデスクを作ると仕事や勉強などの作業が捗りますし、お気に入りのデスクがあると机に向かう時間がとても楽しくなりました。
メリット④ – 昇降デスクを上下するときの音はそれほど気にならない
耐荷重は125kgのFlexispotのE7ですが、丈夫と聞くとそれなりに大きな音がするのかと思っていましたが、使ってみた結果それほど気になりません。
個人的な印象としては通常の昇降デスクと音の大きさは変わらなく、隣の部屋に響くほどではなかったです。
少なくても1日に5回程度昇降させる使い方をしておりますが、机の昇降の速度もそれなりに速く、今のところ音で気になったことは1回もありません。
なんとか天板をひっくり返したぞ!
昇降式デスクはいい感じ😊
理想通りのデスクができそう🛠あとはモニターとパソコン本体の引っ越しだな😅#DIY #flexispot#夏のFLEXISPOT祭#PCデスク pic.twitter.com/ItNw84JQfW
— おったん@雑記ブログ (@ottan_wotablog) August 6, 2021
メリット⑤ – ロック機能が便利で安心
FlexispotのE7は障害物検知を行いロックする機能があります。
私の場合、ケーブルが絡まってロックしたことがありました。
また、我が家の子どもが間違ってボタンに触れてしまったときに、天板に頭にぶつけてロックがかかったことが度々ありました。
特に小さい子どもがいるご家庭の場合、ロック機能は必須です。
デメリット① – 重量が重いので組み立てが大変
使用していてデメリットは全くないですが、あえてデメリットがあげるとするならば、脚の重量が重いことです。
また、デスクの天板を購入するにしてもDIYするにしても運搬や組み立てがとても大変です。
デスクの重量と天板の重量を合わせるとかなりの重さになるため、机をひっくり返すときは家族や友人に頼んで安全に行うことをおすすめします。
PCデスクをDIYするのにかかった日数と費用について
PCデスクのDIYにかかった日数について
PCデスクをDIYするのにかかった日数は実質5日程度です。
休憩を挟んで、楽しみながら実際は1週間程度かかりました。
作業 | 日数 |
材料の買い出し | 1日 |
天板のやすり | 半日 |
天板のオイル塗布 | 3日 |
Flexispot E7の組み立てとPCのセットアップ | 半日 |
実働 | 5日 |
PCデスクのDIYにかかった費用について
今回PCデスクをDIYするのにかかった費用は、56,750円でした。
かかった費用の内訳は以下の通りです。
引き出しが不要な場合は、50,000円以下で昇降式デスクが手に入ります。
材料など | 価格(税込) |
Flexispot E7 | 38,000円 (*のちに全額返金となりました) |
Flexispot 後付け収納トレー | 8,800円 |
天板 1,900*1,000*30 (ラジアタパイン集成材・カット料込み) | 7,600円 |
ワトコオイル(ナチュラル 1,000cc) | 実質1,000円程度(1Lは3,150円) |
ハケ | 130円 |
やすり | 220円 |
鬼目ナットとネジ
|
1,000円程度 |
蜜蝋ワックス | 0円(家にあったもの) |
電動ドリルとステンレスドリル(下穴用) | 0円(家にあったもの)
|
合計 | 56,750円 |
番外編
43インチのモニタ+24インチのモニタ×2でも余裕な件
デスクが完成したあと、しばらくして長年使っていたモニタの一部が壊れて使えなくなってしまいました。
それを機に43インチの4Kモニタと2つの24インチのモニタの構成に変更しました。
重量はさらに増しましたが、さすが耐荷重125kgのFlexispotのE7、全く問題なく上下に力強く昇降してくれています。
LEDのイルミネーションに集中やリラックス効果があるということを知り、早速LEDテープを取り付けてみました。
イルミネーションの色の効果が機になる方や、部屋の雰囲気を変えてみたいと思っている方におすすめです。
取り付け完了↓
なかなかいい感じ😊https://t.co/8qrWt4UhYV— おったん@雑記ブログ (@ottan_wotablog) August 17, 2021
まとめ
この記事では、FlexispotのE7とDIYをした天板でつくったおしゃれでかっこいい昇降式PCデスクをレビューしてみました。
自分で天板をDIYしてみて感じたことは、オーダーメイドの販売価格は手間を考えると安いかもということです。
運搬から加工までがあまりに大変だったので、またいつか天板が必要になった時は今度はフルオーダーメイドしようと思っています。
また、デスクの脚については、安くて丈夫なFlexispotのE7のおかげで理想のデスクを作ることができて感謝しています。
広い作業スペースが確保でき、木目の綺麗なデスクで仕事や趣味に没頭できるようになったので、デスクに投資してよかったと思っています。
この記事が、FlexispotのE7やその他昇降式デスク、天板のDIYなどに興味のある方に参考になればとうれしいです。
*デスク周りについて他にも記事にまとめていますのでよかったら参考にしてみてください。
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***2021年9月1日に追記をしました***
FlexiSpot様のキャンペーンに当選し、購入したE7の支払い代金が全額返金されました!!!
結局天板の材料費1万円とDIYの手間代で最高のデスク環境を手に入れることができました。
なんと@FlexiSpot_JP 様の #夏のFLEXISPOT祭 キャンペーンに当選しました!
まさか当選するとは思っていなかったので本当に嬉しかったです😊
キャンペーンはまだ行われており過去の購入者にもチャンスがありますのでユーザーの方はぜひ(9/20〆)https://t.co/KKXggn30Pj#FlexiSpot#当選#当選報告 pic.twitter.com/9hNkXzCFPA
— おったん@雑記ブログ (@ottan_wotablog) September 1, 2021